教師の夏休み

「学校の先生だったら、夏休みは結構暇でしょ?」

みたいなことをちょくちょく言われることがありますが、

実はそうではないんです。

 

まず、80%以上の仕事は部活動でした。

私は吹奏楽部を担当していましたので、7月末に向けての

吹奏楽コンクールの練習。

これは夏休みに入ってから本格的に始まるのではなく、

テストの採点、成績処理、期末懇談に追われる7月頭から

土日含めてずっーーと全力疾走です。

練習は8時から16時半まで。

生徒は毎年、「地区大会金賞!県大会も出場するぞ!!」と意気込んでいますが

本当正直のところ「県大会なんてごめんだ・・休みたい・・」と思っていました。

 

7月末にやっと本番が終わったと思ったら、

8月からは体育大会で披露するマーチングの練習。

音楽室で、体育館で、運動場で。

そして私はマーチングの経験がないので、ほとんど指導できません。

指導するのはマーチングリーダーという役職の生徒。

私は何時間もずっと見ているだけです。

「帰って家事したい」「私がここにいる意味って何だろう」何度も何度も思いながら、生徒達を眺めていました。苦痛でした。

 

そして2学期にある合唱コンクールの準備

私が勤務していた学校はほぼ全部音楽科教師が担当でしたので、

夏休みはやることがたくさんでした。

生徒向けに配る冊子の作成。

職員会議で提出する資料の作成。

教室や音楽室で歌の練習をするときに使用するCD作成(去年は70枚作りました)

 

普段の授業がある日々と比べると、

走り回ることはないし、仕事に追われている感じもなかったですが、

「暇」というわけではなかったです。

それでも1泊程度の旅行に行ったり、結婚式を挙げたのもこの時期でしたけどね。